俺の彼女は可愛くて優等生。
しっかりしてて正義感溢れる素晴らしい子だ。
そんな子が俺の身代わりになって、あんな事になるなんて・・・
俺と彼女は同級生で、昼休みには屋上で弁当食べたり、
所謂リア充と呼ばれてるような学生生活を送ってた。
ただ、うちの学校にはDQNの集団が居て、
俺はいつもそいつらにイジメられていた。
彼女はイジメられている俺を見かねて、
その中に割って入って助けてくれたりした。
男として情け無い話だけど、本当に助かっていた。
しかし、暫くするとイジメがピタリと止んだ。
そして何故か、彼女が俺を避けるようになった。
何度も彼女に声をかけても無視されてしまう。
俺は彼女と話がしたかった。
物凄く寂しくて辛くて、大好きな彼女にシカトされるなんて・・・
耐え切れなかった。
教室でうなだれていた俺に、いつもイジメていたDQNの一人が、
ニヤニヤしながら近づいてきた。
「なんだお前。大好きな彼女と居れなくて凹んでるのか?」
俺はDQNに目も合わさず無言のままうつむいていた。
が、DQNは続けてこう言った。
「いっちょ前に凹んでやがんのかww
彼女がお前を避ける理由もわかんねーの?ww」
わかんねーから苦しんでるんだろ!?
と、言いかけて止めた。
DQNは更に続けて「いいもの見せてやるから着いて来い」と、
ニヤニヤしながら俺を引っ張り・・・
そして、普段使われていない空き教室の前に連れて来られた。
電気が点いていて既に人が居るのは分かった。
しかし、何かうめき声のようなものが聞こえる・・・
DQNは中に入ってみろと言い、教室に入った俺は、
とんでもない光景を見てしまった。