前編は以下のとおり
ちょっと心配になる位に嫁の呼吸が乱れていた。
「嫁ちゃん凄い、中も痙攣してる」
「ちょ、お願い・・・ちょっと、無理・・・抜いて」
「ん・・・」
「はぁぁぁん・・・・」
安堵の溜息漏らしながら、呼吸を必死に整えていた。
これを聞いているとセックスってこんなに苦しいものなのか?
と思ってしまう。
少なくとも俺たちのセックスだと、お互い気持ち良くなって頂点を極めて、
そしてゆったりと抱き合いながら余韻に浸る、って感じなんだけど、
ポルチオを覚えてからの二人のセックスって、
なんか嫁の側では苦しい方が上回っているような気がする。
だけど、結局日が改まればまた抱き合っているんだから、
やっぱ気持ち良いからなんだと思うけど、
でもなあ・・・というのがこれを聞いている時の最近の俺の正直な感想。
結局嫁が落ち着いてから「普通」のセックスがいつも始まるんだけどね。
今回はその前にピロートークがあって、前段同様に今後の話を
また始めるんだけどさ、これが結構濃かった。
「嫁ちゃんさ、こないだ早く彼女作れって、俺に言ったじゃん」
「ああ、そうだったね。その気になった?」
「そういうわけじゃないけどさ・・・・舞美ちゃん、いるじゃん」
「あ、あの子ね、メッチャ可愛い子じゃん。告られた?」
「うん、何で分かったの?」
「へえ~、そうなん、良かったね~」
「え?何でニヤケてんの?何で?何か知ってるの?」
「あの子が学生君に以前から気があるって、みりゃバレバレじゃん」
「え?そうなの?」
「少なくとも私は気づいてたよ、そうだろうなって」
「え~、俺全然気が付かなかったよ~」
「彼女まだ高二でしょ?大事にしてあげなよ~」
「いや、付き合うかどうかなんて分からないし」
「え?返事してないの?」
「うん」
「え~?あんな可愛い子、いないよ~。好きじゃないの?」
「嫁ちゃんいるしさ・・・」
「いや・・・それは、ね(苦笑)」
「あのさ、嫁ちゃんどう思う?舞美ちゃんのこと」
「どうって、あんな可愛い子いないんじゃない?
好意を受け入れてあげれば、とは思うけど。ってか私に聞かないでよ(笑)」
「うん・・・分かった」
何となく落ち込む学生に対し、ヤレヤレといった感じで諭す嫁。
「だからさ、健全だって、それが。学生君にとって一番良い選択だよ。
すぐに私の事なんて忘れられるからさ」
「そうだよね・・・あと一週間で終わるんだもんね、俺達」
「そうそう、てか、始まってもいなかったんだけどね、私の中では(笑)」
「酷いね、しかし・・・(苦笑)」
そこからチュッチュッが始まり、再びエロモードに突入する二人。
学生が無言になると、何とも言えないエロい雰囲気になる。
ある種の才能だよな。
チュッ、チュプチュプ、チュルルル、ジュルル
「もう、いい?」
「ん・・・ゆっくり、ね」
「・・・・・」
「ん・・あ・・・」
「・・・・・」
「あっ・・・太っ」
「痛くない?」
「大丈夫・・・もっと、いいよ」
「奥までいくね」
「ああっ・・・分かる・・・凄い」
「中、もうトロットロ」
「ああっ!あああっ!」
ヌッチャ、ヌッチャといわゆる普通のセックスの音が始まった。